教育・人材育成

人材育成の基本的な考え方

当社は、人材育成により業務遂行に必要な知識技能を習得させ、従業員の能力向上を効率的に進めるとともに、高い倫理観を持ち、ワールドワイドに活躍できる人材育成を目指しております。
これを実現させるため、社内の関係部門スタッフによる研修と住友電工グループで行われている「SEIユニバーシティ」等の外部リソースも活用した、様々なカリキュラムで教育、研修を実施しています。

おもな研修内容

経営幹部層から新入社員までさまざまな研修プログラムを企画しております。
特定の階層や年次ごとに行う階層別研修や基礎研修、業務内容や各自のニーズに応じて受講できるニーズ別教育などを行っています。

製造部門では業務に安全・確実に従事するために工場ごとの作業認定試験を設けたり、資格試験合格に向けて、社内講師による勉強会を実施したりするなど、資格取得を会社として支援し、成績優秀者も輩出しています。

ニーズ別教育の一例

資格取得	国家技能検定（粉末冶金、金属熱処理、機械加工、放電加工、機械保全技能士等）、自主保全士の取得支援
作業認定試験	各工場の工程ごとの作業に従事するにあたって必要な試験
特殊工程教育	特殊工程（焼結など）に従事する作業者を対象に、2年ごとに必ず受講させる教育

また各部門で、目標管理を軸とした日常のOJT（オンザジョブトレーニング）を含め、各自に必要なスキル・知識を習得しています。全社員必須の教育として、次の項目を基礎研修科目とし、各研修に織り込んで実施しています。

事業精神、ビジョン
コンプライアンス、人権、ダイバーシティ
安全・環境
品質

その他、住友電工グループのリソースを活用し、モノづくり力の強化を目的としたモノづくり研修や、IoTやAIなどの先進技術に触れる研修にも参加しています。

OTC（OSSトレーニングセンター）

焼結製品製造における最重要工程である粉末成形技能の強化・伝承を目的として2008年に設立しました。
ここでは、安全・品質等の座学だけではなく、教育用のプレスを活用した実技教育を実施し、プレスを初めて経験する作業者が受講する「初級課程」から、より高度な技能を論理的に学ぶ「上級課程」まで3段階のカリキュラム用意しています。

国家技能検定（粉末冶金）の実技対策もこの施設でチャレンジしており、毎年多くの合格者と成績優秀者も輩出しております。
また、中国をはじめとする海外からの受講者もあり、当センターではグローバルに成形技能者の育成を目指しています。